【2023年下半期】おすすめの無料で使える画像生成AIサービス20選

こんにちは、画像生成AIのプロンプトを研究している じょじお（＠jojio‗illust）です。

画像生成AI技術は日々進化しており、それに伴い多くの画像生成AIツールが登場しています。しかしながら、その中でもコストがかかるものも少なくありません。そこで、この記事では無料で利用できる画像生成AIツールを厳選し、20個をピックアップして紹介します。

この記事はPCユースを想定したユーザーをターゲットにしています。スマホで使える画像生成AI 15選はこちら

今話題の画像生成AIサービスとは？

2022年に始まった画像生成AIのブームは、まさにデジタルアートとクリエイティブ業界に革命をもたらしました。このブームは現在も持続しており、次々と新しい技術やツールが登場し続けています。

画像生成AIは、「プロンプト」と呼ばれるテキスト入力を通じて、わずか数秒でプロのイラストレーターやフォトグラファーが作り出すような高品質なイラストや写真を生成する能力を持っています。この進化により、美しいビジュアルコンテンツの作成が今までにないほど手軽で速く、アクセス可能になりました。

最近では、無料で利用できる画像生成AIツールの数も増加し、個人ユーザーにとっても画像生成技術が手の届くものとなっています。これにより、個人ブロガーや小規模ビジネスオーナー、そしてSNS利用者など、多くの人々が高品質なビジュアルコンテンツを手軽に作成し、共有できるようになりました。特に、ソーシャルメディアのプラットフォームで魅力的な画像を共有することは、フォロワーを増やし、オンラインでの視認性を高めるために重要であり、画像生成AIはこの点で大きな助けとなっています。

画像生成AIのブームは、クリエイティブな表現の可能性をさらに拡大し、デジタルアートの未来を切り開いています。この動向は、技術の進歩と共に、今後もさらに進化し続けることでしょう。無料の画像生成AIツールの増加により、より多くの人々がこの革新的な技術を利用し、クリエイティブなプロジェクトを展開することが期待されています。

無料で使えるおすすめの画像生成AIサービス20選

ここからは、筆者が厳選した無料で使える画像生成AIサービスを紹介していきます。

Stable Diffusion（ステーブルディフュージョン）

イギリスのスタートアップ企業Stability AIが開発したStable Diffusionは、潜在拡散モデルというアルゴリズムを使い、オープンソースのAIとして無料で公開されている画像生成AIです。

Stable Diffusionを活用する方法は主に2つあります。一つは自分のPCにインストールして利用する方法で、これにはハイスペックPCが必要です。ハイスペックPCをお持ちの場合、インストールすることで制限なく好きなだけ画像を生成することが可能になります。今回紹介するサービスの中で最も自由度の高い利用方法です。

もう一つの方法は、Stable Diffusion機能を提供する外部サービスを利用することです。ハイスペックPCを持っていない場合には、この方法が適しています。これから紹介するいくつかのサービスも、Stable Diffusionをベースにしています。

Adobe Firefly（アドビファイアフライ）

Adobeが新たにリリースしたAI画像生成ツールAdobe Fireflyは、2023年3月21日から登録者向けに試験運用が始まり、9月に正式リリースとなりました。

Adobe Fireflyは、AdobeのAI倫理原則の基、Adobe FireflyはAdobe Stockのデータやオープンライセンスの作品、そして著作権の切れた一般コンテンツのみから学習されたAIを使用しており、これにより、著作権の問題を回避し、ユーザーに安全な使用体験を提供することが可能となっています。著作権の意味で最も安全なAIツールと言えるでしょう。

Leonardo.ai（レオナルドエーアイ）

Leonardo.aiはStable Diffusionの機能を組み込んだオンラインの画像生成AIサービスです。

多数の人気Stable Diffusionモデルを提供し、無料ユーザーでも制限なく好きなモデルを使って画像生成を楽しむことができます。

このサービスの特徴的な点は、多様な機能が備わっていることです。例えば、画質向上を手軽に実現する「Alchemy Pipeline（アルケミーパイプライン）」や、「Prompt Magic（プロンプトマジック）」といった独自機能が提供されています。

ただし、NSFW（Not Safe for Work）コンテンツに対しては厳格なポリシーが適用されているため、AI美女を使用したマネタイズ活動には向いていない可能性があります。

無料ユーザーであっても、比較的簡単に独自のモデルを生成できる点も、Leonardo.aiの魅力となっています。

• Leonardo.aiの使い方
• Leonardo.ai

Dall-E2（ダリツー）

Dall-E2はOpenAI社が提供する画像生成AIであり、特に自然言語の理解力に優れていることが特徴です。形容詞や副詞の微妙なニュアンスも捉えることができます。

画像のクオリティに関しては他のAI技術に比べて優れているとは言えない状況ですが、明るい兆しとして、2023年10月には新バージョンDall-E3の公開が予定されているとのことで、進化したDall-Eの更なる可能性に期待が寄せられています。

• Dall-E2の使い方
• Dall-E2

SeaArt（シーアート）

SeaArtは、Stable Diffusionの機能を盛り込んだオンラインの画像生成AIサービスとして登場しました。無料ユーザーであっても、多くの人気Stable Diffusionモデルを利用して画像生成を行うことが可能です。

日本語に対応したUI（ユーザーインターフェース）とプロンプトの提供、さらにはプロンプトジェネレーターが備わっており、ボタンをクリックするだけでプロンプトの構築ができるため、初心者の方々にも使いやすいおすすめのサービスです。

個人的に特に気に入っている点は、サイトのレスポンス速度が早く、タスクを完了することでゲーム感覚でクレジットを稼ぐことができるシステムがあることです。

• SeaArtの使い方解説記事
• SeaArt

Tensor Art（テンサーアート）

Tensor ArtはSeaArtと同様に最近注目を集めるStable Diffusionを画像生成AIサービスです。

Leonardo.aiやSeaArtと比較すると若干機能はシンプルで、これはこのサービスが新しいということもあるかと思いますので、今後機能が増えていく可能性は十分あります。

• Tensor Artの使い方解説記事
• Tensor Art

Playground AI（プレイグラウンドAI）

Playground AIは他の画像生成ツールとは一線を画す独特の操作感を提供するAIサービスで、特にインペインティングとアウトペインティング機能が優れています。このサービスは使いやすさと対話形式でのイラスト制作を重視しており、ユーザーはスムーズにアートワークを完成させることができます。

無料ユーザーでもほぼすべての機能を利用することができ、毎日1,000枚もの画像を生成することが可能です。

Playground AIは、「ボードモード」と「キャンバスモード」の2つのモードを提供しており、それぞれのモードで異なる操作感と機能を提供します。「ボードモード」は、他の一般的なAIイラスト生成ツールと同じ操作感を提供し、直感的なUIで簡単にアートワークを作成することができます。

一方、「キャンバスモード」では、大きなキャンバス上にフレーム単位で絵を生成し、配置することができます。このモードは、たくさんの絵をキャンバスに配置することが可能であり、アウトペインティング機能を利用して1枚の大きな絵を生成することもできます。この操作感は、デザインツールのPhotoshopやFigmaといったツールに似ており、デザイナーにとっては非常に親しみやすいかもしれません。

Playground AIでは、Stable Diffusionの最新モデルである「Stable Diffusion XL」や「Stable Diffusion 1.5」を利用することができ、また、サービス独自のカスタマイズモデル「Playground 1.0」も利用可能です。

• Playground AI

Maze.Guru（メイズ・グルー）

Maze.GuruはStable Diffusionのカスタマイズモデルを活用する画像生成AIサービスで、フルパラメーターの利用は制限されています。この制限は細かな調整を難しくするものの、Stable Diffusionに不慣れなユーザーには扱いやすさを提供します。

Maze.Guruは、簡潔で直感的なインタフェースを通じて、ユーザーが画像生成のプロセスを容易に進めることができるように設計されています。ユーザーは少ない労力で画像生成の利点を享受することが可能で、特に初心者や非技術者にとっては大きな利点となっています。

Canva（キャンバ）

Canvaは非常に人気のあるオンライングラフィックデザインツールで、デザインの素人でもプロフェッショナルなデザインを簡単に作成できるプラットフォームです。

Canvaでは画像生成AI機能を無料ユーザーでも利用でき、ポスター、フライヤー、プレゼンテーション、ソーシャルメディアのグラフィック、ビジネスカードなど、多くのデザインにAI画像を活用できます。

CanvaのAIイラスト生成 – Canva公式ページ

CanvaのAI画像生成の解説記事

Bing Image Creator（ビングイメージクリエーター）

Microsoftは最新のAI技術を取り入れて、画像生成ツールであるBing Image Creatorを開発しました。このツールはDall-E2モデルを基盤にしており、Windows OS内のBing検索エンジンに標準搭載されることが予定されています。これにより、Bing Image Creatorはおそらく最も手軽に利用できる画像生成AIの一つとなるでしょう。

• Bing Image Creatorの使い方
• Bing Image Creator

starryai（スターリーAI）

Starryaiは1000を超えるスタイルで画像生成ができる画像生成AIサービスです。スマホアプリ版も提供されています。

Starryai

ideogram（イデオグラム）

Ideogramは、元Google Brainの研究者たちによるチームの手によって、2023年8月30日にリリースされた画像生成AIサービスで、テキスト生成において優れた性能を発揮します。

多くの画像生成AIがテキスト生成に苦労する中、Ideogramはこの課題を解決しています。特定の文字列、たとえば「Hello」といったプロンプトを指定することで、生成された画像内に「Hello」という文字列が高い確率で含まれます。この機能は、タイトルロゴやポスター風の画像を生成する際に非常に有用で、このサービスの特長となっています。

残念ながら今のところ、日本語の文字を生成することはできません。

ideogram

Yodayo（ヨダヨ）

Yodayo AIは、VTuberやアニメのファンに特に人気のある無料のAI画像生成サービスです。このサービスは、ユーザーに対して、好きなキャラクターやシーンを生成する能力を提供し、クリエイティブなアイデアを探求するプラットフォームを提供します。

現状、NSFWコンテンツを生成するユーザーが多いですが、デフォルトではNSFWフィルターが適用されているため、フィードに表示されることは無いので安心です。

AIとチャットできるオマケ機能もあります。

• Yodayo

FlexClip（フレックスクリップ）

FlexClipは、AI技術を活用して動画編集・動画作成を劇的に労力を減らして実現するクラウドベースの動画編集ソフトウェアです。このサービスは初心者でも簡単に動画編集ができるように設計されており、Stable Diffusionを組み込んだAI画像生成機能を提供しています。これにより、ユーザーは生成したAI画像を動画内の素材として利用することが可能となっています。

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動画編集ツール「FlexClip」

PixAI.Art（ピックスエーアイ）

PixAI.Art

Mage.space（メイジ）

Mage.spaceは登録なしで手軽に画像生成ができる無料の画像生成ジェネレーターです。Stable Diffusionをベースにしており、人気モデルを利用できます。アカウント登録することで40以上のモデルを使用可能です。

Mage.space

NFPrompt（エヌエフプロンプト）

NFPrompt（通称NFP）は、Web3と画像生成AIが一体化したサービスです。生成した画像をその場でNFT化し、BNBChain上で販売すること可能です。現在はキャンペーン中のため、通常NFTにかかるガス代が無料となっています。メールアドレスだけで利用可能ですので、手軽にNFTを体感したい人におすすめです。

画像生成ではMidjourneyの疑似モデルで画像生成が可能です。

• NFPromptの使い方
• NFPrompt

ClipDrop（クリップドロップ）

このAI画像編集ツールは、画像の一部削除、背景交換、画像拡大などの多彩な編集機能を提供するサービスです。さらに、Stable Diffusionの新しいバージョン、Stable Diffusion XLを手軽に利用できる特徴も持っています。

全ての編集操作はブラウザ上で直観的に実行可能で、利便性が高まっています。このアプリケーションは元々2020年にフランスの企業によって開発されましたが、2023年3月にロンドンのStability AI社によって買収され、画像生成AI「Stable Diffusion」が統合されました。

無料でサクッとStable Diffusionの最新バージョンを体感したい人にはおすすめです。

ClipDrop

DreamStudio（ドリームスタジオ）

DreamStudioはStable Diffusionの開発元であるStability AI社によって開発および運営されており、Stable Diffusionのオープンβ版として公開されている画像生成AIサービスです。無料で数クレジット分を受け取ることができます。

DreamStudio

Aipictors（エーアイピクターズ）

Aipictorsは、日本を拠点としたAI画像生成機能を提供するAI専門の画像投稿サイトです。ユーザーは1日に最大50枚の画像を無料で生成することが可能で、20種類以上の商用利用可能なモデルを無償で利用できます。

Aipictors

BlueWillow（ブルーウィロウ）

BlueWiilowはDiscord上で動作するアーティスティックな画像を生成できるMidjourneyライクなサービスです。Midjourneyに似た画像を生成できることを売りにしていますが、Midjourneyと比較すると画像の品質は劣ります。

毎日20枚まで無料で画像生成できます。

BlueWiilow

HappyAccidents（ハッピーアクシデンツ）

HappyAccidentsも無料で画像生成ができる画像生成AIサービスです。

HappyAccidents

無料で使える画像生成AIのまとめ

Stable Diffusionベースのサービスはモデルを自由に変更することができ、さまざまなスタイルを楽しむことが可能です。さらに、現在人気のAI美女を生成することもでき、マネタイズの可能性も高いと感じています。

そして、もし、さらなる自由度を求めて好きなモデルを使用したいのであれば、自分だけのStable Diffusion専用マシンをローカル環境に設定する方法もあります。ただし、この方法は高性能なPCが必要であり、プログラム環境のセットアップも初心者にとってはストレスを感じる可能性があるでしょう。

このようなストレスから解放されたいのであれば、セットアップ済みの最新Stable Diffusion環境を低コストでレンタルできる『生成AI GO』をお勧めします。当ブログでは開発元である株式会社フューチャースタンダードとのコラボレーションにより、50％OFFの特別クーポンを提供中です。この機会にぜひご検討ください。