【無料】CanvaでAIイラストをデザインに挿入する方法!

こんにちは、画像生成AIのプロンプトを研究している じょじお(@jojio‗illust)です。
無料で使えるオンラインのグラフィックデザインツールCanva。
手軽に使えることから、Web業界やブロガーさん達の間ではお世話になっている人も多いのではないでしょうか。
そんなCanvaに、現在流行中のAIを使ってテキストから画像生成ができる機能が追加されたので紹介したいと思います。

▲AI画像の大量ファイルをプロンプトと一緒に簡単に整理する方法はこちら。
Stable Diffusionのプロンプトエンジニアリングの基本について理解したい方には、初心者向けのプロンプトガイドを作りましたのでそちらを見てください!

Canvaの画像生成AI「text to Image(テキストトゥーイメージ)」とは?
Canvaの画像生成AIは、「text to Image(テキストトゥーイメージ)」です。(ベータ版)
テキストで生成したい画像の説明文を書くと説明文に沿った画像が生成されるという機能で、Canva無料版ユーザーでも使うことができます。
▼Canva
デザインで生産性を向上
Canvaで画像生成AIを使う手順
Canvaで「text to Image」を行う方法はとても簡単です。
デザインファイルを作成します。

▲生成する画像サイズを選択します。
上の図では「Youtubeサムネイル」を選択しました。

▲「もっと見る」(または「アプリ」)をクリックします。

▲テキストボックスに「text to Image」と入力して検索し「text to Image」アプリを探します。
ここでみつからない場合はインストールしてください。
「text to Image」を検索しても見つからない場合はインストールが必要な場合があります。下記のページからインストールしてください。

「text to Image」アプリが見つかったらクリックしてアプリの詳細を開き、「使用する」をクリックします。

生成したい画像のイメージをテキストで伝えます。英語と日本語に対応しているようです。
頭に浮かぶイメージを英文テキストにしてAIに伝えてみましょう。

▲「イメージを生成」ボタンを押して数秒待つと、画像が4パターン生成されます。
気に入った画像はクリックしてデザインファイルにインポートしましょう!

▲生成された画像をクリックするとデザインファイルの中にインポートして、自由に配置することができます。
画像の生成方法は以上です。
Canvaの画像生成AIのスタイルについて。
Canvaの「text to Image」には、7つのスタイルがあります。
下記に簡単に紹介します。
スタイル1.写真

▲「写真」スタイルは、フォトリアリスティックな画像を生成します。
リアルではありますが若干デッサンっぽくなる絵になる印象です。
スタイル2.イラスト

▲「イラスト」スタイルは、鉛筆でスケッチブックに描いたようなデッサンになりやすいです。
スタイル3.ペイント

「ペイント」スタイルは、油彩(油絵)、エアブラシを使った絵画調の絵になりやすいです。
スタイル4.3D



▲「3D」スタイルは、3DCG調の画像を生成します。
普通に生成すると80年代のCGのような低品質な絵になりやすいです。
きれいな絵を出すには、CG用語や高品質にあるワードを使いましょう。
きれいな絵をおすすめのワード
- unreal engine(最先端の3DCG技術)
- hyper realistic(超リアルに)
- 8k(8k画質並の高精細な絵に)
- perfect shading(陰影の処理をリアルに)
スタイル5. コンセプトアート

「コンセプトアート」スタイルは、コンセプトアート調のストーリーを感じる絵になりやすいです。
スタイル6.パターン


「パターン」スタイルは、繰り返しの柄の絵になりやすいです。
スタイル7.サプライズ

「サプライズ」スタイルは、スタイルをAIに任せて生成します。
スケッチスタイルのような画像が生成されたり、3Dスタイルの画像が生成されたりします。
おそらく上記で紹介したスタイルからランダムで選ばれているのではないでしょうか。
きれいな絵・高品質な絵を生成するコツ!
Canvaの「text to Image」は、シンプルなテキストで画像を生成すると、クオリティの高い画像は生成しずらい印象を受けました。
きれいな画像を生成するには、画像生成AI分野のプロンプトエンジニアリングで使われる用語を使って、細かい指示を出す必要があります。
画像生成AI分野のプロンプトの用語には、カメラ・映像・ライティング・絵画スタイル・映像効果など幅広い分野の用語が含まれるため、学習しようとすると大変です。
そこで、画像生成AIでよく使われる用語をいくつかピックアップして紹介します。
高品質な画像を生成する「おまじないワード」を使おう!
下記を指示文章に含めると、ハイクオリティな画像を生成しやすいです。
- masterpiece(名作・名画)
- epic(大作)
- 8k (8k並の高画質)
- hyper realistic(超リアルに)
- few detailed(書き込みを少な目で)
- hyper detailed(書き込みを超多めで)
その他の画像生成のプロンプトエンジニアリングで使えるワード
その他の画像生成AIでよく使われるワードは、下記の記事で紹介しています。
下記はCanva専用の記事ではないので、すべての単語が使えるかは不明ですが参考にはなるかもしれません。

Canvaの「text to Image」の画像を後から呼び出す。
Canvaの「text to Image」で生成した画像は、一旦ブラウザを閉じても後から他のファイルで呼び出すことができます。
ただし、4枚の生成された画像の中から、気に入った画像をクリックしてアップスケールした画像に限ります。
アップスケールしていない画像は二度と呼び出すことはできないので、気に入った画像が4案の中に含まれていた時はクリックしておきましょう。

▲左側の「アップロード」をクリックして「画像」をクリックします。

▲画像が一覧されます。
使用する場合は、クリックしてデザインファイルにインポートします。
Canvaの「text to Image」の注意点
1.人間の描写が得意ではない。

Canvaの「text to Image」は、人間の描写が少し苦手です。
人間を描こうとするとかなりの確率で、指が欠損していたり、腕が3本あったりというデッサンの破綻を起こします。今流行りの最先端AIサービスと比較してしまうと、精度は低いというのが正直な感想です。
まだ登場したばかりの機能ですし、AIの進化は早いので今後の修正に期待したいところです。
同じ画像生成サービスであるMidjourneyは、ユーザーの評価を取り入れて急速に精度をあげました。Canvaの「Text to Image」アプリもユーザーが増えてフィードバックデータが集まれば改善されていくのではないかと思います。
2.禁止ワードがある。
Canvaの「text to Image」は、暴力的・性的な表現を含む言葉は使うことができません。

危険な言葉や不快な言葉を検出しました。言い換えるかその言葉を削除してから続行してください。
3.1日の実行回数制限があります。

Canvaのtext to Imageには1日の実行回数に制限があります。
具体的に何回という明記は見つけることができませんでしたが、筆者は20回程度生成を行ったタイミングで上限に達しました。
上限に達すると、実行のタイミングで上図のようなメッセージが表示されます。上記のメッセージが表示された場合は、時間をおいてから作業しましょう。
4.解像度の調整ができない。
Canvaの「text to Image」は、生成した画像は正方形のサイズ(おそらく350x350pxくらい)で生成されます。
サイズを指定することができないため、横長のデザインファイルの背景とかでは使いにくいかなと感じました。
サイズを気にせず使うには、画像の背景透過を使って粗材だけ切り取って使うと便利です。
5. ネガティブプロンプトが使えない。
CanvaのText to Imageは、現在はネガティブプロンプトに対応していないようです。
ネガティブプロンプトとは、「画像に含めて欲しくない要素」を指定する機能です。
Canva「Text to Image」の画像を背景として使う方法!
Canvaの「Text to Image」で生成した画像は、デザインファイルの背景として使用することができます。
先程、かわいいにんじんのパターン柄が生成できたので背景にしてみたいと思います。
背景として使用する場合のおすすめのファイルタイプは「Instagram投稿」です。
生成された画像と同じ正方形のファイルなので違和感なく使用できます。
「Text to Image」の画像を背景として使う手順

▲画像ファイルを読み込んだら、画像をクリックして「三点リーダー」をクリックします。

▲「画像を背景として設定」をクリックします。

▲ファイルの背景に設定できました。
「Text to Image」で生成した画像を切り抜いて使う方法!
背景を切り抜く方法はとても簡単です。ボタンをクリックするだけで自動的に対象物を認識して背景を削除してくれます。
背景を切り抜く機能は、Canvaでは「背景リムーバ」という名称で提供されています。
「背景リムーバ」は、Canva Proの機能です。
Canva Proの契約ユーザーではない方は、下記のリンクから7日間の無料トライアルを利用できます。背景リムーバの機能が気になる方はチェックしてみてください。
\Canva pro 無料トライアルあり/




まとめ
以上、Canvaの画像生成AI機能である「text to Image」について紹介しました。
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