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【Midjourney】新モデルv5リリース。レビューしてみた!!!!

こんにちは、画像生成AIでひたすら猫のイラストを生成している じょじお(@jojio‗illust)です。

超ハイクオリティな画像生成AI「Midjourney」の新モデルであるV5(バージョン5)のアルファ版が公開されたので触ってみました。

プロンプト付きの画像も公開しています。

▲AI画像の大量ファイルをプロンプトと一緒に簡単に整理する方法はこちら。

素材に関連する英単語100個以上まとめました。

すべてのプロンプト関連記事はこちらにまとめています。

▲Midjourneyユーザー向け。専用Discordサーバーを作って画像生成作業を効率化する方法。

目次

Midjourneyのv5の新機能!!

本日、2023年3月16日、待ちに待ったMidjourneyのv5が公開されました。

下記は、Midjourney公式からアナウンスされたアップデート内容です。

What’s new with the V5 base model?

  • Much wider stylistic range and more responsive to prompting(スタイリングの幅が広がり、プロンプトへの反応も良くなりました。)
  • Much higher image quality (2x resolution increase) improved dynamic range.(高画質化(解像度2倍アップ)ダイナミックレンジの向上)
  • More detailed images. Details more likely to be correct. Less unwanted text.(より詳細な画像。詳細が正しくなる可能性が高くなる。不要なテキストを減らすことができます。)
  • Improved performance with image prompting(画像プロンプトのパフォーマンス向上)
  • Supports –tile argument for seamless tiling (experimental)(シームレスタイリングのための –tile 引数に対応(実験的)。)
  • Supports –ar aspect ratios greater than 2:1 (experimental)(2:1以上のアスペクト比をサポート(実験的))
  • Supports –iw for weighing image prompts versus text prompts(画像プロンプトとテキストプロンプトを比較検討する–iwをサポート)
Midjourney v5のアップデート内容(Midjourney公式Discordサーバーより)

今回のアップデートの大きなポイントは、「高画質化」ではないでしょうか。

じょじお

Midjourney V5の公開前に行われた”レーティングパーティ”では、かなり画像のクオリティが上がっているな~、と感じていたのですごく楽しみです。

Midjourney V5でできるようになったこと

じょじお

ここからは、私がv4よりいいなぁと思ったポイントをまとめます。

手や指のデッサンが上手になった。

Midjourney v5
Microscopic parakeet on a finger, tilt-shift, mini, miniature –v 5 –s 750

全ての画像生成AIの共通の課題と思われる手・指のデッサンが上手になりました。

指や腕が余計に出てくることがまだあるのですが、溶けたり、潰れたりが少なくなったと思います。

じょじお

v4では4000枚以上画像を生成していますが、指をこんなに上手にかけたのは初めてです。

複数のキャラクターを同時に描けるようになった。

Midjourney v5
cat and dog and chick –v 5 –s 750

複数のキャラクターを同時に描けるようになりました。

Midjourney v4以前は、複数のキャラクターや被写体を同時にお願いするとかなりの確率でフュージョンしてしまいました(キメラ合成と呼ぶことも)。

一方、Midjourney V5では「cat and dog and chick 」のように複数のキャラクターをオーダーしても、猫は猫として、犬は犬として、ひよこはひよことして描いてくれました。

じょじお

なんてことはない画像ですが、わかる人にはこの凄さがわかるはずw

細かい描写が可能になった。

"Where's Wally?", many cats, miniature, insane detailed, hyper detailed --ar 3:2 --v 5 --s 750
“Where’s Wally?”, many cats, miniature, insane detailed, hyper detailed –ar 3:2 –v 5 –s 750
Midjourney v5
“Where’s the cat?”, insane detailed –ar 3:2 –v 5
Midjourney v5
many cats on storage room, dynamic angle, high angle –v 5 –s 750

Midjourney v4より以前では、物をたくさん描いたり、細かい絵を生成すると、一部が潰れてしまうことが多くあったのですが、それが劇的に改善しました。

とても細かい絵や小さい絵を描くことができるようになりました。

(ここに添付している画像は、容量の都合、画像の品質をかなり落としています。実際はもっと高画質です。)

じょじお

ぜひ、「insane detailed(バカみたいに細かく)」をプロンプトに使ってみてください。衣装・装飾・メカなどのディティールが超細かくなります!

ロングショット・ミドルショットが効くようになった。(遠くの被写体)

左:long shot、中:Extreme long shot、右:Extreme wide shot

AIが苦手だった「遠くに被写体を描く」ということができやすくなりました。細かい描写が可能になったからでしょうか。

Midjourney v5では、「long shot(遠い距離の撮影)」や「Extreme wide shot(もっと遠い距離の撮影)」などの言葉を使うと、遠くに被写体を生成しやすいです。これらの言葉はv4以前では効果を感じることができませんでした。

▲その他のカメラアングルやショットの英単語はこちらにまとめています。

じょじお

v4以前では、横長のアスペクト比では立った人物の全身を描くのは難しかったのですが、v5は簡単になりました。

シームレスタイルが作成できるようになった。

Midjourney v5 シームレスタイル
Midjourney v5 シームレスタイル

シームレスタイルを生成できるようになりました。シームレスタイルとは、同じ画像を四方に連結させるとつなぎ目のないパターンになる絵です。「–tile」コマンドで生成できます。

2:1以上のアスペクト比の画像の生成が可能になった。

Midjourney v5 の6:1アスペクト比
a girl, Extreme wide shot –ar 6:1 –v 5

2:1以上のアスペクト比に対応しました。パノラマ写真のような横長の写真や、掛け軸のような縦長のイラストが生成できます。アスペクト比は「–ar」コマンドで指定します。

イメージウェイトに対応した。

Midjourney v5 イメージウェイト
Midjourney イメージウェイト(iw)

イメージウェイトとは、Image-to-Image(i2i)を行う際に、インプットとなる画像をどこまで重要視するかを調整できる機能です。イメージウェイトを小さくすれば元画像から大幅に変化します。イメージウェイトを大きくすれば元画像の雰囲気を大きく残します。

上の図の例では「人の画像」に「river(川)」というテキストプロンプトを渡して、イメージウェイトによる変化を比較した図です。イメージウェイトが大きいと、元画像の「人」は残っていますが、イメージウェイトを小さくすると「人」が小さくなり、ほとんど川の絵になってしまいました。

イメージウェイトは下記の「–iw」コマンドで設定します。

--iw must be between 0.5 and 2 with --version 5

Midjourney v5ではできなかったこと。

数字や文字はまだ書けない。

“thank you” in sign –v 5

数字や文字の描写は、私の体感では進化は感じることができませんでした。文字や数字はまだまだのようです。

Midjourney v5はアルファテストです。

今回公開されたv5はアルファテストであり、正式リリースでは大幅な改良がある可能性があるようです。

This is an alpha test and things will change. DO NOT rely on this exact model being available in the future. It will be significantly modified as we take V5 to full release.

これはアルファテストであり、状況は変化します。将来的にこのモデルが利用可能になることを当てにしないでください。V5をフルリリースする際には、大幅に変更される予定です。

Midjourney Discord のアナウンス

まとめ

以上、MidjourneyのV5アルファテストのレビューでした。

じょじお

個人的な総評としては、細部の描き込みが可能になったことで、写真のようにリアルな絵になったと感じました。

その他の絵は、Twitter(@jojio_illust)で投稿していますので、是非そちらもチェックしていただけたら嬉しいです!

Midjourneyの利用をご検討中の方は下記の記事で無料トライアルの利用方法を解説していますので、気になる方はあわせてご覧ください!

今日はここまで。良き画像生成ライフを。

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