ミッドジャーニー:写真から画像を生成する方法!

こんにちは、画像生成AIのプロンプトを研究している じょじお(@jojio‗illust)です。
この記事では、Midjourney(ミッドジャーニー)で写真やベース画像から画像を生成する方法を紹介します。
写真を使って画像を生成することで、自分の写真をアニメ風にリメイクしてプロフィール画像をつくることも可能です。
面白い機能なので、是非チェックしてください!

▲AI画像の大量ファイルをプロンプトと一緒に簡単に整理する方法はこちら。
Stable Diffusionのプロンプトエンジニアリングの基本について理解したい方には、初心者向けのプロンプトガイドを作りましたのでそちらを見てください!

写真から画像を生成する機能とは?

Midjourney(ミッドジャーニー)では、通常はテキストから画像を生成するText-to-Imageが基本ですが、写真などを元に画像生成を行うことを可能です(Image-to-Image)。
写真から画像生成するメリット
写真から画像生成をおこなうことで、テキストプロンプトだけでは表現できないイラストが生成できます。
写真からの画像生成は下記のような活用方法があります。
- 写真をアニメ風にする。
- ラクガキを清書する。
- 画像から新たなバリエーションを作成する。
写真から画像を生成する方法の概要
写真から画像生成するには、画像をアップロードする必要があります。具体的な手順は下記です。
- ベースとなる写真あるいは画像をアップロード
- 写真のURLをコピー
- URLを含めたプロンプトを書いてチャット送信
- 画像生成完了
通常のテキストからの画像生成と異なるのは、プロンプトに画像のURLを含める点だけです。思ったよりも簡単だと思いますので安心してください!
写真から画像を生成するステップ
それでは、実際に写真から画像生成を行ってみましょう!
1.写真をアップロードします。

▲今回はこちらの写真を使います。この写真はMidjourneyで生成したものですが、画像であればなんでも大丈夫です。ご自身の顔写真や、ラクガキなどいろいろ試してみてください。
この画像のプロンプト:photo of a beautiful japanese woman for id card, wearing glasses and white shirt, long hair, 25-years-old, white background, 8k, high resolution –ar 1:1 –v 5.1 –s 750
画像の注意点
背景や塗り・画像のアスペクト比も、生成する画像に影響します。いろいろと試してみてください。
アップロード場所はどこでもかまいませんが、Discordにアップロードするのが一番かんたんで一般的かと思います。Midjourneyサブスクリプションユーザーの方はボットにDMを送信するのがいいでしょう。

▲MidjourneyサブスクリプションユーザーはミッドジャーニーボットにDMを開き、チャットに写真をドラッグ&ドロップしてエンターキーを押します。スマホなどドラッグアンドドロップができない場合は、「+」ボタンからファイル選択できます。
無料トライアルユーザーの場合
無料トライアルユーザーの場合、上記のMidjourneyボットにDM送信することができません。このため、Newbiesチャンネルにアップロードする方もいます。これでもいいのですが、自分の顔写真を不特定多数のユーザーが見ることのできる場所にアップロードすることは抵抗がある方もいると思います。
そんな時は自分だけのDiscordサーバーを作成して、そこにアップロードする方法があります。自分だけのサーバーなら誰にも見られることがないので安心です。
自分だけのサーバーを作成する方法は下記の記事で紹介していますので参考になさってください。

2.写真URLをコピーします。
写真をアップロードできたのでURLをコピーします。

▲アップロードした画像で右クリックして「リンクをコピー」をクリックするとURLをコピーできます。
3.URLを含めたプロンプトを作成する。
次に、URLを使ってプロンプトを作成します。
ミッドジャーニーのイメージプロンプトの書き方

通常の画像生成で作う「/imagine」コマンドを使い、URLを張り付けたあとに通常通りテキストプロンプトを使って生成したい画像のイメージを書きます。
入力したらエンターキーを押してプロンプトを送信します。数秒待つと通常通り4つのバリエーション画像が生成できます。
4.画像生成完了

▲プロンプトを送信すると、数秒後に画像が生成されます。
Midjourney(ミッドジャーニー)のイメージウェイト
イメージウェイトとは?

ミッドジャーニーで、イメージプロンプトを使う場合、イメージウェイトを使うことができます。
イメージウェイトは、元写真に対する”重み”です。数値を高くすれば写真に近い絵になり、数値を低くすれば写真からかけ離れます(上図参照)。
イメージウェイトの使い方
イメージウェイトは、通常のパラメータと同様に使用します。
「–iw」の後に数字を書きます。
例:https://girl.png, a photo of a girl --iw 0.5
バージョン5.1 | バージョン5 | バージョン4 | バージョン3 | テスト/テストp | Niji v5 | Niji v4 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
デフォルトのスタイル設定 | 1 | 1 | NA | .25 | NA | 1 | NA |
数値の範囲 | 0.5–2 | 0.5–2 | NA | -10000~10000 | NA | 0.5–2 | NA |
にじジャーニーでも使える。

イメージプロンプトはにじジャーニーでも使うことができます。アニメ調の画像を生成したい場合はにじジャーニーの方が適しているかもしれません。
にじジャーニーは、多様な4つのスタイルを持っているので様々なアニメ調の絵を生成することができます(上図参照)。

イメージプロンプトでは、複数の画像を使うことができます。

イメージプロンプトは、複数の画像を同時に使用することで合成のようなことも可能です。
複数の画像を使う場合は、イメージプロンプトをカンマで区切って複数書きます。
例:https://woman.png, https://flower.png, woman in flowers
FAQ
- 画像から生成できない。
-
画像のURL(イメージプロンプト)が正しいか確認してください。リンクのURLに拡張子がついていない場合は、URLが間違っています。
- にじジャーニーでも写真から生成できますか?
-
にじじゃーにーv5はできます。v4はできません。
- Midjourneyで生成した絵をイメージプロンプトに使えますか?
-
使えます。Midjourneyで生成した場合は、アップロードは必要ないのでURLだけコピーして使うことができます。
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