【画像生成AI】Midjourneyでプロンプトに使えるパンクが付く言葉
こんにちは。画像生成AIを楽しんでいるじょじお(@jojio_illust)です。
画像生成を楽しんだことがあるなら、皆が一度は使うであろう「PUNK」が付く言葉。
この記事では、Cyberpunk・Steampunkなど、「Punk」が付く言葉を集めて、midjourneyがそれらをどのように理解しているかをまとめてみました。
はじめに。
画像生成AIでは人気のワード「**punk」
画像生成AIでは、Cyberpunk(サイバーパンク)・Steampunk(スチームパンク)などの言葉が人気です。
これらは、AIにとっても非常に強力なイメージとして認識されているため、作家名などを使わなくても、簡単にサイエンスフィクションな世界観を表現できるという点も人気の理由かもしれません。
調べてみると、人気のCyberpunk、Steampunk以外にも多くの言葉がありました。
基本はサイバーパンクの派生
SFにおけるパンクがつく言葉の多くの起源は、Cyberpunk(サイバーパンク)にあると言われています。
アメリカの作家ブルース・ベスキが1980年の短編小説の題名として使ったのが最初で、この影響を受けた作家が、オリジナルの世界観を加えて発展させて、他のサブジャンル(バイオパンク・スチームパンク・etc)が派生していったようです。
サイバーパンクは、端的にいうとSFのサブジャンルです。
実際の言葉のイメージとAIが認識するイメージは異なることがあります。
この記事では、言葉ごとに、その言葉のイメージを記載しています。
ここに描かれているイメージは、Midjourney でその言葉を使って画像を生成した際に、筆者が感じた傾向を記したものです。
実際の言葉の意味・イメージとはかけ離れている可能性もあります。その点、ご留意ください。
画像生成AIのプロンプト用「Punk」が付く言葉。
前提:すべての画像は特に明記がないかぎり、Midjourneyのver4で出力したものです。
atompunk(アトムパンク)
アトムパンク(アトミックパンクとも呼ばれる)は、ミッドセンチュリーのモダニズム、原子時代、ジェット時代、宇宙時代、共産主義、新ソビエトスタイル、冷戦初期のスパイ、アメリカにおける反共とレッドスケアのパラノイア、アンダーグラウンド映画、グージー建築、スプートニクと宇宙戦争、コミックブックとスーパーヒーロー小説、アメリカの軍産複合体の台頭など1945年から69年のデジタル以前の時代に関するものである。
引用:wikipedia
Atompunkの持つイメージ(AIが認識してそうなイメージ)
- ゴーグル・ヘッドギア・ヘッドホン
- オレンジ
biopunk(バイオパンク)
バイオパンクは合成生物学とバイオテクノロジー(バイオナノテクノロジーやバイオロボティクスなど)を基盤としており、典型的には遺伝子操作や強化に潜在する危険に焦点を当てている[9]。そのため、このジャンルは一般に組み換えDNAの発見に続くバイオテクノロジー革命の近未来の予期せぬ結果を描いている。
引用:wikipedia
biopunkの持つイメージ(AIが認識してそうなイメージ)
- 緑・グリーン
- 管・コード
- ヘッドギア
- サイエンティスト
Clockpunk(クロックパンク)
クロックパンクは、スチームパンクの世界観に時計や懐中時計が組み込まれた絵になりやすいです。
クロックパンクはスチームパンクのサブジャンルであり、ルネサンス時代(14-17世紀)を再想像してレトロフューチャー的な技術を盛り込み、時計仕掛けや歯車、ダヴィンチの機械のデザインに基づいてルネサンス時代の科学技術を描くことが多い[23]。 このようなデザインはジェイ・レークのMainspringやS・M・ピータースのホワイトチャペルゴッズに通じるものがある[24]。
(中略)
一部の人にとって、クロックパンクは蒸気のないスチームパンクである[23]。
引用:wikipedia
Clockpunkの持つイメージ(AIが認識してそうなイメージ)
- 時計・懐中時計
- 歯車
- ゴーグル・帽子・ガジェット
Cyberpunk(サイバーパンク)
サイバーパンクは、全体的にネオンライトが印象的な画になりやすいです。
cyberpunkの持つイメージ(AIが認識してそうなイメージ)
- ネオンカラー・ネオンライト・ネオングリーン・ネオンブルー
- ガジェット・ゴーグル
- 近未来
- ハイテクマシン
Cyber noir(サイバーノワール)
Cyber noirは、サイバーパンクの派生ジャンルです。サイバーパンクのイメージにプラスしてキャラクターが黒いハッカーのような衣装になりやすいです。
Cyber noirの持つイメージ(AIが認識してそうなイメージ)
- 黒ずくめの衣装・レザー・タイトな衣装・ボディスーツ
- サングラス
- フード・フーディー・パーカー
- 赤鼻
- Black and white・neon
Decopunk(デコパンク)
デコパンクは、サイバーパンクのサブジャンルです。
AIが認識するイメージはスチームパンクより明るい絵になりやすい気もしますが、さほど変わらないように感じました。
デコパンクはコールパンクとも呼ばれ、アールデコやストリームライン・モデルンなどの美術様式を中心としたディーゼルパンクの最近のサブセットである。1927年の映画『メトロポリス』や、1920年代から1950年代にかけてのニューヨーク、シカゴ、ボストンといったアメリカの都市の環境からも影響を受けている。
スチームパンク作家のサラ・M・ハーヴェイは、デコパンクは「ディーゼルパンクよりピカピカしている」と区別している。具体的には、ディーゼルパンクは「1920年代から50年代(つまり戦争時代)を舞台にしたスチームパンクのグリット版」、一方デコパンクは「同じ時代なのに、すべてがクロムでできたなめらかでピカピカした超アールデコ版」である。
引用:wikipedia
decopunkの持つイメージ(AIが認識してそうなイメージ)
- ほぼスチームパンク
- ハット・ゴーグル
- 計器類
Dieselpunk(ディーゼルパンク)
DieselPunkは、スチームパンクよりひとつ進んだ技術や文化のはずですが、Midjourney では明確な差はないようです。
ディーゼルパンクは、ディーゼルが蒸気機関を置き換えた1950年代に第二次世界大戦の終わりまで戦間期で人気の美学に基づいて、ジャンルや芸術のスタイルです。
引用:wikipedia
Dieselpunkの持つイメージ(AIが認識してそうなイメージ)
- ディーゼル系の機械
- ゴーグル・ハット
Elfpunk(エルフパンク)
エルフパンクは、都市型ファンタジーのサブジャンルで、フェアリーやエルフといった伝統的な神話上の生き物が、農村の民間伝承から現代の都市設定に移植されたものである。
引用:wikipedia
Elfpunkの持つイメージ(AIが認識してそうなイメージ)
- エルフ・フェアリー
- 緑・グリーン
- とがった耳
Lunarpunk(ルナパンク)
ソラーパンクのサブジャンルで、よりダークな美学を持つ
引用:wikipedia
Linarpunkの持つイメージ(AIが認識してそうなイメージ)
- スチームパンクよりガジェットやメカが少ないイメージ
mythpunk(ミスパンク)
ミスパンクは、神話を由来とする神話フィクションのサブジャンルです。
nanopunk(ナノパンク)
ナノパンクは、ドレクスラーの「ドライ」ナノアセンブラ[10]やナナイトの使用を含む、ナノテクノロジーの理論的可能性が現実となった世界[9]に焦点を当てたものである。
引用:wikipedia
nanopunkの持つイメージ(AIが認識してそうなイメージ)
- 近未来的・ヒューチャリスティックな洗練された機械
- ガジェット少な目
nowpunk(ノーパンク・ナウパンク)
下記の説明を読む限り、現代ということなので、Midjourney でも未来的要素やレトロヒューチャーなガジェットは登場しない。音楽のパンクという言葉にひっぱられているのかパンクッシュなヘアスタイルになりやすい。
ノーパンクとは、ブルース・スターリングが考案した用語で、その小説が出版されている時代(特に冷戦後の1990年代から現在、あるいはその特定の時代が影響力を持つ未来)を舞台にした現代小説、すなわちすべての現代小説に適用されるものである。
nowpunkの持つイメージ(AIが認識してそうなイメージ)
- 革ジャン
- パンクロックファッション
Raypunk(レイパンク)
レイパンク(またはより一般的な「レイガンゴシック」)は、地球上や科学で知られていることや可能なこととはまったく異なるシナリオ、テクノロジー、存在、環境を扱う独特の(サブ)ジャンルです。宇宙超現実主義、パラレルワールド、エイリアンアート、テクノロジーサイケデリア、非標準「科学」、オルタナティブまたは歪んだ、ねじれた現実などが含まれます。
Rococopunk(ロココパンク)
ロコパンクとは、サイバーパンクから派生した、18世紀のロココ時代(後期バロック時代とも呼ばれる)にパンクのアティテュードを突き刺した、気まぐれな美学である。
Slimepunk(スライムパンク)
Spacepunk(スペースパンク)
Solarpunk(ソーラーパンク)
Steampunk(スチームパンク)
Steelpunk(スティールパンク)
スティールパンクは、20世紀後半に全盛期を迎えた技術に焦点を当てたものである。その特徴は、ソフトウェアよりもハードウェア、仮想世界よりも現実世界、ナノテクノロジーよりもメガテクノロジーと言われている。
Stonepunk(ストーンパンク)
音楽的punk
afropunk(アフロパンク)
Afropunkは黒人の音楽的カルチャーを表す言葉です。
Afropunkは、アフリカ系アメリカ人やその他の黒人が、特に米国 でパンクやオルタナティブ サブカルチャーに参加することを指します。
引用:Wikipedia
Afropunkの持つイメージ(AIが認識してそうなイメージ)
- アフロヘア・ボリューミーヘア・パーマ
- 黒人・黒色の肌・厚いくちびる
- アースカラー・ダークオレンジ
Catholicpunk(カトリックパンク)
出生不明。クリスチャンパンクの派生語かもしれない。クリスチャンパンクは音楽のサブジャンル。
Catholicpunkの持つイメージ(AIが認識してそうなイメージ)
- 十字架・クロス
- 神父・司祭服・キャソック
Clownpunk(クラウンパンク)
ピエロパンク。出生は不明。
Clownpunkの持つイメージ(AIが認識してそうなイメージ)
- ピエロ
- 赤鼻
- 白塗りメイク・フェイスペイント
- カラフル・ポップカラー・赤
- ファンキーなヘアスタイル・ファッション
neonpunk(ネオンパンク)
音楽のジャンルらしい。ネオンポップパンクともいう。
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