Google Adsenseの「広告の数が制限されています。」の警告が来た。
Adsenseから「広告の数が制限されています。」という連絡が来た。
Adsenseからの広告配信制限に関するメール
お客様
引用: Google Adsenseチームからのメールから一部抜粋
Google は広告エコシステムの健全性を保ち、広告主、サイト運営者、ユーザーの皆様を不正行為や利便性の低い広告から守れるように懸命に努めております。こうした取り組みの一環として、一部の AdSense アカウントにつきましては、そのサイト運営者様について調査しサイトのトラフィックの品質評価を行うために、表示できる広告数を一時的に制限させていただく場合がございます。つきましては、お客様のアカウントでの広告配信を一時的に制限いたしました。
突然Googleから上記のような警告メールがきました。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
この記事は広告配信制限の通知を受け取ったときの対応についての記録です。
Adsense 管理画面に表示された警告メッセージ
表示できる広告の数が制限されています。詳しくはポリシーセンターをご確認ください。
引用元:Google Adsense 管理画面に表示されたメッセージ
▲アドセンスの管理画面にログインするたびにこんな表示がでるのでめちゃめちゃ怖かったです。
Adsenseの広告配信制限とは?
広告配信制限とは、なんなのかについて調べてみました。
Adsenseのヘルプセンターの説明を見ると、何らかの理由で広告の数を一時的に制限する処置らしいです。
Adsenseの広告配信制限とは?
名前のとおり、ブログに表示されるアドセンス広告の数が制限されてしまい、収益が減ってしまったりするようです。
広告配信制限は、制限中、 どれくらいの数の広告が制限されるの?
私の場合、自動広告にて広告配信を行っておりましたが、「広告の表示回数」は全く変わりませんでした(むしろ先週より増えてる)。目視でも「どこが変わったの?」と思うくらいでした。
広告配信制限は、制限中、収益はどれくらい下がるの?
私の場合、上記のとおり「広告の表示回数」の数字に変化がありませんでしたので、制限期間中の収益は、通常時の収益と比べてまったく変わりませんでした。
広告配信制限は、どれくらいの期間続くの?
「広告配信制限がどれくらい続くのか?」についてですが、ポリシーセンターには次のような記載があります。
通常、この広告配信の制限がサイト運営者に与える影響は 30 日間続くことはありませんが、それ以上続く場合もあります。
Google Adsense ポリシーセンター 広告配信の制限
私の場合は、ちょうど1週間続きました。
日曜日に制限処置となり、次の日曜日に前触れなく解除されました。
Adsenseの広告配信制限の原因は?
アドセンスのヘルプセンターによると、2つの理由のいずれかに当てはまると広告配信制限の処置が下るようです。
広告配信制限となる2つの原因
- 評価中のアカウント
- 無効なトラフィックの検出
「評価中のアカウント」と「無効なトラフィック」の違いは?
「評価中のアカウント」と「無効なトラフィック」の2つの違いについてですが、明確な回答はよくわからなかったのですがアドセンスのコミュニティに下記のような意見がありました。
1. 「評価中のアカウント」と「無効なトラフィックの問題」は、前者はトラフィックの品質、後者は無効クリックに関連した問題と分かれています。
広告制限中で「評価中のアカウント」と表示されて一ヶ月が経過 - Google AdSence コミュニティ
つまり下記の違いがあるようです。
- 「評価中のアカウント」は、トラフィックの品質の問題。
- 「無効なトラフィック」は、不正クリック・無効クリックの問題。
自分のサイトに上記どちらの問題があるかを確認する方法
自分のWebサイトがどちらの理由で広告配信制限対象になってしまったかについては、Adsenseのポリシーセンターから確認できます。
▲Adsenseにログインし管理画面の左側メニューの「ポリシーセンター」をクリックします。
▲ポリシーセンターが開き、問題を確認することができます。
私の場合は、トラフィックの品質を疑われたようなのでその内容が確認できます。
詳細な原因はわからない?
広告配信制限の理由には下記の2つのどちらかが原因となることがわかりました。
- 「評価中のアカウントの対象になったか」
- 「無効なトラフィックが検出されたか」
自分のWebサイトが、どちらに問題があるのかはアドセンスポリシーセンターで確認できます。しかし、具体的にどこをどう修正すればOKなのかは教えてくれません。
このため、自分で自分のサイトを調査していくしかないようです。
Adsenseの広告配信制限になったときにやるべきこと。
■原因が「無効なトラフィック」となっている場合
「無効なトラフィック」に問題がある場合は、不正クリックを調査しましょう。
Adsense狩り(いたずらクリック)をされていないか確認する。
「無効なトラフィック」のよくある原因のひとつとして不正クリック(Adsense狩りなど)があるようです。Googleアナリティクスを使い、極端に連続したクリックがないかを確認しましょう。GoogleアナリティクスからAdsense情報を確認するには事前にGoogleアナリティクスとAdsenseの連携設定が必要です。
不正なクリックは、Adsenseの管理画面からページCTR、クリック数の異常性からも確認できます。
不正クリック報告フォーム
https://support.google.com/adsense/contact/invalid_clicks_contact
自己クリックしていないかを確認する。
自分で広告をクリックする行為はもちろん禁止です。心当たりがある場合は以後絶対にやめましょう!ただし、ブログを投稿する中でうっかり広告をクリックしまうことは多少は許容されていて報告の必要がないことはアドセンスポリシーに明記されています。故意に短時間のうちに連続してクリックするようなことでなければ極端に気にする必要はないようです。
サイト運営者様がご自身の広告を故意にクリックすることは許可されませんが、誤ってクリックするケースは十分に考えられます。このため、こうしたケースでは特に Google までご連絡いただく必要はありません。有効と見なされたすべてのクリックやインプレッションに対する収益は、アカウントに適切に配分されておりますのでご安心ください。
引用:Google AdSense ヘルプ
■原因が「評価中のアカウント」となっている場合
「評価中のアカウント」となっている場合は、不正クリックを調査しましょう。
AdSense ポリシーに違反していないかを確認する。
Adsenseのポリシーに違反している場合も広告表示制限の対象となるようです。
うっかりポリシー違反となってしまいがちな行為については下記のサイト様が大変わかりやすく解説くださっています。参考にしてみると良いかもしれません。
アドセンスでやってはいけないこと10選
WordPress Theme TCD
SNS流入や、広告流入がメインのトラフィックとなっていないかを確認する。
検索流入以外のSNSからの流入などの一部のトラフィックはトラフィック品質を低く見られてしまい「評価中のアカウント」の原因となることがあるようです。
Webサイトへの流入数の割合が、検索流入よりも「TwitterなどのSNSからの流入」や「広告流入」などが多くを占める場合、一旦SNSや広告をストップして様子をみることを検討してみるのも良いかもしれません。
トラフィックの品質を上げる
「評価中のアカウント」はトラフィックの品質を疑問視されていることが原因のひとつなのでトラフィックの品質を上げます。方法については下記の記事が参考になりそうです。
Adsenseの広告配信制限になったときに結局何を対策したの?
私の場合、1週間で配信制限が解除されました。その間にどのような対処を行ったかというと、結局のところ何もしませんでした。
わたしは、上記に挙げた「ポリシーの再確認」と「不正クリックの調査」を実施してもこれといった問題が見つかりませんでした。困り果てて某SNSで助けを求めたところ、親切なコンサルの方がわたしのサイトを診てくださり、特に問題が見つからないとの言葉をいただいたので「対策はせず放置」という選択をとりました。
「評価中のアカウント」が原因の場合、何もしなくても解除されることがあるらしい。
「評価中のアカウント」が広告配信制限の理由となっている場合、わたしのように何もしなくても制限が解除されるケースが割とよくあるようです。
Adsenseの広告配信制限の解除後について
広告配信制限が解除されるとき、何の連絡もなく解除されるようです。
わたしの場合、日々の日課としてAdsense管理画面にログインしたところ昨日まであった、注意書きが消えていました。ポリシーセンターを確認すると「現在、問題はありません」という表記に変わっていたのでこれによって解除されたことを確認できました。メールは来ませんでした。
Adsenseの広告配信制限の解除後の変化は?
本記事を書いている現在、広告制限が解除されてから2週間程経過しました。
原因が「トラフィックの評価」にある場合、制限解除後はCPC(クリック単価)が上がるか下がるかすることがあるということもちらっと聞いたのですが、わたしの場合は特に変化は見られませんでした。今のところ平和に暮らしています。
まとめ
アドセンスの「評価中のアカウント」による広告制限について紹介しました。